2008年07月18日
足をめぐる冒険<2>
巫音子です。さっそく、前回の続き
(最初から読まれる方はココからどうぞ)
そのヒプノセラピーを通して、
断片でしかなかった記憶にたどり着くまでの道を、
思い出すとしか言いようのないリアリティで、私は見ていきました。
自分が東北地方に生まれた日本人男性で、
学校(今で言う小学校)で国語の先生をしていたこと、
日本語が好きで、
未来を担う子供たちに美しい日本語を教えられることがとても幸せだったこと、
結婚はしていたけど子供はおらず、
家庭をあまり顧みない感じで、
時間があればとにかく、日本語の世界に閉じこもりたかったこと(古典含めて本の世界に入り込むことが唯一の快楽だったみたい。そのせいかわかんないけど、今生の私も古典大得意だったんだよねー学生の頃・・・)、
徴兵されたのは戦況も末期な1942年(か3年→終戦したのは1945年8月15日です)、
夕暮れに赤く染まる下校後の教室で一人、
教壇に立って、赤紙(徴兵されたことを知らせる国からの手紙)をぼーっと見ながら、
「もう、子供たちに、
この国の美しさの源である日本語を、
教えることはできないのか。」
それがただただ悲しかったこと、
こんな内陸に住む40過ぎの教師にまで
海軍兵の通達が来たということは、
徴兵できる人がもう残っていないのだ、
日本は本当は窮地にたたされているに違いない、と、
直感で「死にに行くのだ。」と悟ったこと、
そんな風にたたずむ男性を、
上空から眺める感じで、
ヒプノの最中、今の私が見ていました。
ヒプノって・・・不思議ですね、
身体は寝てて夢見てる感じなのに、
どこかの意識が覚醒してて、
過去世の自分と現世の自分の、
気持ちも言葉も一緒になって意識に入ってくる感じなの。
たとえば、
その男性教師の名前は?
とヒプノセラピストに聞かれて、
「ヨシダです。あ、上の棒が短い方の漢字の、"ヨシダ"です」
なんて私自身が声に出して、答えるんだけど、
同時に、
(漢字にこだわってるなんて、さすが、国語の先生ぽいなー)
なんて感心してる今の私がいるのですよ。
オモロイですよね!?
で、結局私はサイパンの近く(?)の小さな島に行き
(そこまでは漁船のふりをした小さな船に乗っていきました。
船の中で、水不足で、口の中にへばりつくカンパン(硬いビスケットみたいな非常食)が嫌だったこととかも思いだして、そんなこと今まで想像も考えたことも無いもんで、今の自分がそのリアリティに、驚いたりしました)、
人を撃つのが本当に嫌だったみたいで、
部隊をあるタイミングで脱走して、
脱走したもんだからその後は一人きりで森の中をさまよい、
そのうちに、気が狂って、
自分がなんで歩きまわっているのかもわからないまんま、餓死したようでした。
それは、1946年だと、ヒプノでは見えました。
つまり、戦争が終わった(1945年)ことを知らないまま、
私「ヨシダさん」は逃げ続けて、死んだことになります。
ヒプノで見た時には、実は、
私の過去世であるその魂は、成仏しておらず、
木の根っこに横たわって転がっているしゃれこうべの、目の間や陥没した鼻にあいた穴のあたりを、ぐるぐると飛び回って、離れられずにさまよっているようでした。
(あれれ? 私は今こうやって生きてて、
魂も今の肉体に入ってるわけで、
何で前の魂が成仏してないの?って思いますよね。
このあたり説明が難しいのですが、
分霊、といって、
それぞれの転生ってのは私の属するおおもとの魂から
その都度分かれて転生を経験している、と考えられるらしく、
このような状況も、まあ、ありえるのだそうです)
その魂に、その場を離れて成仏するよう、
ヒプノセラピストさんの促しとともに、説得しようとしたのですが、
その時は振り向いてもらえず、
コミュニケーションもどれくらい深く取れたかはっきりせず、
そのうちにセッション時間もいっぱいとなって、
その経験は終わったのですね。
で、その時に、足に関して分かったのは、
「左足を負傷していたこと、
そのため右足で踏ん張って歩き続けて、
右足に大きな疲れを感じながら死んだこと。」でした。
ヒプノを受けた直後は、正直頭が混乱しました。
「森のなかをさまよってる」という断片でしかなかった記憶から、
夢か、デッチアゲだとしてもよくここまで作れるもんだ、と、トンデモない妄想家なんじゃないの自分?なんて、思ったりもしたんです。
ただ、その後気になって、
戦争博物館に試しに行ってみたんですよ。
で、そこで、
(今生の)私は生れて初めて、
実物の「赤紙」を見たのですが、
それは、ヒプノで私が自分の手の中で見ていたものと、全く同じでした。
また、奥の資料室に、
当時の日本兵の軍服が、2種類並んでマネキンに着せられていたのを遠目に見つけたのですね。
そこに近づきながら私は、
「ああ、私に配られたのは右の方だよ。
サイズが大きいのしか残って無くて、苦労したんだ。」
と、そんなことをふと、思ったんですが、
近づいてみると、「右の方」が、
「第二次大戦後半」に兵士が来ていた軍服であり、
その服は、40歳以上の人も徴兵する、という政府の達しが下った近辺で、着られていたものだという説明がそこにあり、
正直、がく然としました。
さすがに、自分の妄想だけでこの「符号」は作れないだろ・・・、と。
何だか怖くなって、
早足でその部屋を離れて博物館を飛び出したのを、おぼえています。
ずいぶんあとで、ゲリー・ボーネルさんとお会いした時に、
この「ヨシダさん」は私の過去世なのか、聞いてみたんですね。
(だってねー。気になるじゃんね、答え合わせしたいよね)
そしたら、
「君の体は毒におかされていた。
そのせいで、脳をやられたんだろう。
そして、一人で死んだね。」
と、言われました。
(おまけに、「漢字が見える。ボクには読めないけど。」とゲリーさんが言うから、「これですか?」って、“吉田”(ブログ上で変換出ないけど、上の棒が短い吉を書いた)って書いて見せたら、「ああ、これだよ。きみの名前だ。」と言われました)
うーん、私の足、これが原因なのかなぁ?と、
当時は思ってたんですが、
足の「つり」に明確な改善は、
見られませんでした。
そして、
足をめぐる冒険はこれで全く終わらずに、
ヒプノはただの序章でしかなかったと気づくのは、
3年ぐらい経ってからでした。
続きます。
・・・なんか、夏休みだよ納涼話!みたいになってきてる?(笑)(゚∇゚ ;)
ともあれ^^;最後に、「読んでるよ」クリックを、
ポチッポチッともらえると、うれしいです!
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
いつも本当にありがとうございます。
愛とともに、ナマステ
(最初から読まれる方はココからどうぞ)
そのヒプノセラピーを通して、
断片でしかなかった記憶にたどり着くまでの道を、
思い出すとしか言いようのないリアリティで、私は見ていきました。
自分が東北地方に生まれた日本人男性で、
学校(今で言う小学校)で国語の先生をしていたこと、
日本語が好きで、
未来を担う子供たちに美しい日本語を教えられることがとても幸せだったこと、
結婚はしていたけど子供はおらず、
家庭をあまり顧みない感じで、
時間があればとにかく、日本語の世界に閉じこもりたかったこと(古典含めて本の世界に入り込むことが唯一の快楽だったみたい。そのせいかわかんないけど、今生の私も古典大得意だったんだよねー学生の頃・・・)、
徴兵されたのは戦況も末期な1942年(か3年→終戦したのは1945年8月15日です)、
夕暮れに赤く染まる下校後の教室で一人、
教壇に立って、赤紙(徴兵されたことを知らせる国からの手紙)をぼーっと見ながら、
「もう、子供たちに、
この国の美しさの源である日本語を、
教えることはできないのか。」
それがただただ悲しかったこと、
こんな内陸に住む40過ぎの教師にまで
海軍兵の通達が来たということは、
徴兵できる人がもう残っていないのだ、
日本は本当は窮地にたたされているに違いない、と、
直感で「死にに行くのだ。」と悟ったこと、
そんな風にたたずむ男性を、
上空から眺める感じで、
ヒプノの最中、今の私が見ていました。
ヒプノって・・・不思議ですね、
身体は寝てて夢見てる感じなのに、
どこかの意識が覚醒してて、
過去世の自分と現世の自分の、
気持ちも言葉も一緒になって意識に入ってくる感じなの。
たとえば、
その男性教師の名前は?
とヒプノセラピストに聞かれて、
「ヨシダです。あ、上の棒が短い方の漢字の、"ヨシダ"です」
なんて私自身が声に出して、答えるんだけど、
同時に、
(漢字にこだわってるなんて、さすが、国語の先生ぽいなー)
なんて感心してる今の私がいるのですよ。
オモロイですよね!?
で、結局私はサイパンの近く(?)の小さな島に行き
(そこまでは漁船のふりをした小さな船に乗っていきました。
船の中で、水不足で、口の中にへばりつくカンパン(硬いビスケットみたいな非常食)が嫌だったこととかも思いだして、そんなこと今まで想像も考えたことも無いもんで、今の自分がそのリアリティに、驚いたりしました)、
人を撃つのが本当に嫌だったみたいで、
部隊をあるタイミングで脱走して、
脱走したもんだからその後は一人きりで森の中をさまよい、
そのうちに、気が狂って、
自分がなんで歩きまわっているのかもわからないまんま、餓死したようでした。
それは、1946年だと、ヒプノでは見えました。
つまり、戦争が終わった(1945年)ことを知らないまま、
私「ヨシダさん」は逃げ続けて、死んだことになります。
ヒプノで見た時には、実は、
私の過去世であるその魂は、成仏しておらず、
木の根っこに横たわって転がっているしゃれこうべの、目の間や陥没した鼻にあいた穴のあたりを、ぐるぐると飛び回って、離れられずにさまよっているようでした。
(あれれ? 私は今こうやって生きてて、
魂も今の肉体に入ってるわけで、
何で前の魂が成仏してないの?って思いますよね。
このあたり説明が難しいのですが、
分霊、といって、
それぞれの転生ってのは私の属するおおもとの魂から
その都度分かれて転生を経験している、と考えられるらしく、
このような状況も、まあ、ありえるのだそうです)
その魂に、その場を離れて成仏するよう、
ヒプノセラピストさんの促しとともに、説得しようとしたのですが、
その時は振り向いてもらえず、
コミュニケーションもどれくらい深く取れたかはっきりせず、
そのうちにセッション時間もいっぱいとなって、
その経験は終わったのですね。
で、その時に、足に関して分かったのは、
「左足を負傷していたこと、
そのため右足で踏ん張って歩き続けて、
右足に大きな疲れを感じながら死んだこと。」でした。
ヒプノを受けた直後は、正直頭が混乱しました。
「森のなかをさまよってる」という断片でしかなかった記憶から、
夢か、デッチアゲだとしてもよくここまで作れるもんだ、と、トンデモない妄想家なんじゃないの自分?なんて、思ったりもしたんです。
ただ、その後気になって、
戦争博物館に試しに行ってみたんですよ。
で、そこで、
(今生の)私は生れて初めて、
実物の「赤紙」を見たのですが、
それは、ヒプノで私が自分の手の中で見ていたものと、全く同じでした。
また、奥の資料室に、
当時の日本兵の軍服が、2種類並んでマネキンに着せられていたのを遠目に見つけたのですね。
そこに近づきながら私は、
「ああ、私に配られたのは右の方だよ。
サイズが大きいのしか残って無くて、苦労したんだ。」
と、そんなことをふと、思ったんですが、
近づいてみると、「右の方」が、
「第二次大戦後半」に兵士が来ていた軍服であり、
その服は、40歳以上の人も徴兵する、という政府の達しが下った近辺で、着られていたものだという説明がそこにあり、
正直、がく然としました。
さすがに、自分の妄想だけでこの「符号」は作れないだろ・・・、と。
何だか怖くなって、
早足でその部屋を離れて博物館を飛び出したのを、おぼえています。
ずいぶんあとで、ゲリー・ボーネルさんとお会いした時に、
この「ヨシダさん」は私の過去世なのか、聞いてみたんですね。
(だってねー。気になるじゃんね、答え合わせしたいよね)
そしたら、
「君の体は毒におかされていた。
そのせいで、脳をやられたんだろう。
そして、一人で死んだね。」
と、言われました。
(おまけに、「漢字が見える。ボクには読めないけど。」とゲリーさんが言うから、「これですか?」って、“吉田”(ブログ上で変換出ないけど、上の棒が短い吉を書いた)って書いて見せたら、「ああ、これだよ。きみの名前だ。」と言われました)
うーん、私の足、これが原因なのかなぁ?と、
当時は思ってたんですが、
足の「つり」に明確な改善は、
見られませんでした。
そして、
足をめぐる冒険はこれで全く終わらずに、
ヒプノはただの序章でしかなかったと気づくのは、
3年ぐらい経ってからでした。
続きます。
・・・なんか、夏休みだよ納涼話!みたいになってきてる?(笑)(゚∇゚ ;)
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いつも本当にありがとうございます。
愛とともに、ナマステ
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この記事へのコメント
1. Posted by くるねこ 2008年07月19日 01:36
すごいですね。引き込まれて読んじゃいました。第3弾楽しみにしてます。
私も一度だけヒプノ受けましたが、「これ私が作ってるんじゃないの?」てやっぱり思いました。11世紀末のローマ帝国辺境の兵士で。死んだ年聞かれると、西暦ではっきり浮かぶんですよね。別れた恋人の名前まで出てきて、うわーって泣いてました。
事実かどうか確認できてませんが(^^;;
私も一度だけヒプノ受けましたが、「これ私が作ってるんじゃないの?」てやっぱり思いました。11世紀末のローマ帝国辺境の兵士で。死んだ年聞かれると、西暦ではっきり浮かぶんですよね。別れた恋人の名前まで出てきて、うわーって泣いてました。
事実かどうか確認できてませんが(^^;;
2. Posted by ひよこ 2008年07月19日 07:44
気になって読んじゃいました。
続きが気になります〜。
ヒプノは受けた事ありますが、その時は日本人で江戸時代でした。
ハイヤーセルフ呼んでも来なかったです。
タイプが3つあって、見える人・聞こえる人・感じる人とかに分かれるそうです。
ブロックがかかっていたり、見る準備が出来ていないと、寝てしまったりして見えたりしないみたいですね。
どこかの占い師が、前世が女の人と結婚すると良くないと言ってました。
前世が男で、現世も男の人ならイイみたいです。
女の人の場合も同じだそうです。
何が良くないのかは聞かなかったので、分からないですが…。
続きが気になります〜。
ヒプノは受けた事ありますが、その時は日本人で江戸時代でした。
ハイヤーセルフ呼んでも来なかったです。
タイプが3つあって、見える人・聞こえる人・感じる人とかに分かれるそうです。
ブロックがかかっていたり、見る準備が出来ていないと、寝てしまったりして見えたりしないみたいですね。
どこかの占い師が、前世が女の人と結婚すると良くないと言ってました。
前世が男で、現世も男の人ならイイみたいです。
女の人の場合も同じだそうです。
何が良くないのかは聞かなかったので、分からないですが…。
3. Posted by 巫音子 2008年07月24日 21:51
くるねこさん>
そうなんです、年号とかってハッキリ数字で浮かんだりするんですよね。ほんと、不思議な体験でした。。
答え合わせですが、ゲリーさん、面白かったですよ。個人セッションやられているので、機会があれば、どうぞ♪
そうなんです、年号とかってハッキリ数字で浮かんだりするんですよね。ほんと、不思議な体験でした。。
答え合わせですが、ゲリーさん、面白かったですよ。個人セッションやられているので、機会があれば、どうぞ♪
4. Posted by 巫音子 2008年07月24日 21:58
ひよこさん>
ヒプノではハイアーセルフはこなさそうですね。江戸時代ですか。私は鎌倉近辺にいたようです。Uさんと一緒でした。感じ方のタイプは人それぞれですね。味からも情報得られるし。練習次第でも伸びますしね^^ 見る必要の無いものは、得てして見せてもらえないです。
どこかのその占い師さんの発言は、個人的には、あまりお気になさらない方がいいと思いますヨ。基本的には、その人の魂の目的によってほんと、今生でどうするかなんて、てんでバラバラですから・・・。誰と組み合わさりたいかも生まれる前にだいたい決めてきたりしてますしね。その区分けはあてになんない、と私の感覚では思いますです。
ヒプノではハイアーセルフはこなさそうですね。江戸時代ですか。私は鎌倉近辺にいたようです。Uさんと一緒でした。感じ方のタイプは人それぞれですね。味からも情報得られるし。練習次第でも伸びますしね^^ 見る必要の無いものは、得てして見せてもらえないです。
どこかのその占い師さんの発言は、個人的には、あまりお気になさらない方がいいと思いますヨ。基本的には、その人の魂の目的によってほんと、今生でどうするかなんて、てんでバラバラですから・・・。誰と組み合わさりたいかも生まれる前にだいたい決めてきたりしてますしね。その区分けはあてになんない、と私の感覚では思いますです。
5. Posted by ひよこ 2008年07月27日 11:46
そうですよね、人は様々ですし。
気にしないようにします。
フラワーエッセンスでも幾つかヒプノ系が出ているようなので、試してみようと思ってます♪
気にしないようにします。
フラワーエッセンスでも幾つかヒプノ系が出ているようなので、試してみようと思ってます♪