2008年04月14日

祈りの持つ力 - Give Peace A Chance

mineko_02_mini_1どもども。巫音子です。
由巫子ちゃんの前回の日記、
心にしみました。
心を大事にしようとしても、心がボロボロのときって、何も動けない。
だからといって適当に食事したり、暴飲暴食しそうになるけど、
そういうときは、心に集中せず、
まず身体をしっかりとハグして、
おいしいものをゆっくり噛んで、
食べれるようになってくると、
戻ってこれるキッカケがつかめたりする。
本当にそう、思います。
特にこの週末はそう思いました。
カラダって、魂の入れ物だなぁ・・・・。

・・・でね。

チベットのことを最近よく考えます。
できること、できないこと、いろいろあると思うけど、
自分のことで手いっぱいでそれどころじゃないって人も多いだろうけど、
心の内側に「祈り」の部分を
いつでも思い出すようにつとめるのって、
その人を落ち着かせるいちばんの近道かな?って、
思ったりもします。


私が、祈りの持つ力を信じるようになったキッカケというのがあります。
それは、
もうけっこう昔のサマーフェス(夏の野外の音楽イベント)での出来事でした。
それはサマソニ(Summer Sonic)だったかな?
友人と二人で行って、その頃はお酒もがんがん飲んでたので
けっこう普通に酔っぱらって、
Q-TipというHIP HOPアーティストのライブを見ていたのです。
友人はステージ前に詰め掛けていったんだけど、
私はビール片手にのんびり気分で見たかったから、
ちょっと後ろの方でライブを観ていたんですね。
すると、
ライブの最後、MCの流れで、
Q-Tipが叫びました。

「We Need PEACE!!(我らに平和を!)」

最初はQ-Tipだけの声だったのが、
あっという間に、
その場にいたみんなの声がそこに重なって、
大きなシュプレヒコールになりました。

We Need PEACE!!
We Need PEACE!!
We Need PEACE!!
We Need PEACE!!


私はちょっとびっくりして、
ああ、すごいなーと思ってその光景を見ていたら、
Q-Tipのステージによじ登らんばかりの勢いで
前につめかけている若い人たちの振り上げるこぶしから、
光が飛び出して、
とても大きな一つの光になって、
直視できないような眩しさで、
そのライブ会場を飛び出して、

We Need PEACE!!

その声のエネルギーとともに天上へとかけのぼり、
大気圏をとびだしたあと、
その光がふた手に分かれて、
NYとイラクの方へまっすぐに飛んでいったのを
なぜだかわからないけど感じ、
感動のあまり私は後ろで一人、
大号泣したのでした。
もうさ、ほんと、
パンツ見えてるジーンズはいてる子とか、
ランニングに短パンとか、
「世界平和なんてオマエどうでもいいだろ!?」って
言われかねないような人たちがね、集まって、
ひたすら叫んでいたその光のエネルギーが、
ピュアでピュアでもう、
とてつもない美しさ、強さだったのです。


We Need PEACE!!


そして、その真ん中で叫んでいるQ-Tipは、
あの瞬間、命がけで叫んでいました。
彼はきっと、テロのことやいろいろで胸を痛めていて、
それを乗り越えるためにも、
みずから叫び声をあげる必要があって、
そうした彼の本気さが、
あの場のエネルギーを生み出したんだと、私は思いました。


We Need PEACE!!


ライブが終わって戻ってきた友人は、
泣いてる私に「オマエそんなにQ-Tipのファンだったっけ?」みたいなカオしてたけど、
その友人も、光ってました。

人のたましいは、うつくしい。

つくづくそう思います。
Same!と叫ぶダライ・ラマさんもそうだし、
チベット自治区は中国の一個の県でしかないよ、って教育しかされてこなかった中国の若者だって、一緒です。
私たちが祈りと言う光を送るなら、
チベットだけでなく、
中国にも送りたい、って思うのです。



*・゜゚・*:.。..。.:*・゜゚・*:.。..。.:*・゜゚・*



また、前に進みます。
なんとか、進んでいきましょう。
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この記事へのコメント

1. Posted by チャー   2008年04月14日 07:47
もう・・涙が止まりません。なぜでしょう・・

ちっぽけな自分には「祈る」ことしか今は出来ない・・でも小さいけど消えない”灯”私は絶やしたくないです。

どうか、心に平穏が訪れますように・・・
2. Posted by 巫音子   2008年04月15日 19:01
チャーさん>
チャーさんの涙が、光となって、世界に届くことを祈ります。
できることを、やりましょう^^
「すべてはつながっている」と考えると、自分の行動の一つ一つですら「祈り」になっていくなあ、って、思えるんですよ^^

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